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ペッパーはヒザを針金と釘で修理するのだろうか。

6月下旬、神保町画廊に在廊して大阪に帰ってから直ぐにヒザの釘を抜くオペの予定だった。
しかし写真集の編集の〆切が7月末までと迫っている。
1週間オペを延ばしてもらい、編集の目鼻をつける。
6月5日に「あつまれどうぶつの森」を人に勧められるままに購入して、
ゲームはドラクエ垢ら30年ぶり二度目だなあ…等と言っているうちにどっぷりとハマる。
それが編集が遅れている原因だろう・・・
ひと月で崖を二段積んで豪邸にした。
毎日6時間の努力・・・一体なにをしているのか。。。
そして7月13日入院、翌日オペ。
コロナ関連で家族は付き添えない。見舞いも厳禁と言う体制だった。
手術前に釘が出っ張りボコボコの膝を写そうとするが上手く撮れない。
そうこうするうちにオペの時間。
手術室は菌が繁殖しないように非常に寒い。
ほぼ裸で冷たい手術台の上、冷たい器具をペタペタとされる。
「寒いから早く麻酔で気を失わせてくれー!」と言っていたら、麻酔のバルブが開く。
一瞬にして気を失う。
ここで「次に目を覚ますと」と書きたいが、目が覚めても時間の繋がりは過去とはない。
自分がどこで何をしていたのかすっかりと忘れているからだ。
先ず、この今いる世界が現実なのか夢なのかも分からない。
私は白い影のような人たちと白い部屋の世界の夢を見ていると思っていた。
白い人はロボットの様に丁寧にハキハキと話す。
「これはペッパーが演技をしている夢だ」
と、結論付けた。
1時間もするとLINEの通知音が聞こえた。
「あれ?」
ここで違和感が・・・私は近くにいるペッパーに声をかけた。
「ここは病室ですか?」
「そうですよ、もう戻ってますよー」
慌てて眼鏡をかけさせてもらい、白い世界の正体を見た。
覚醒してから3時間後、やっと水分オーケー。
スイカを買ってあるのを食べる。
翌日、抜いた釘とワイヤーを見せてもらう。
ワイヤーは結構太く、釘の頭にかしめてある。
これでは歩くと痛いはずだ。
抜いた後は空洞があるので骨折しやすいとか。。。
1週間の入院予定で、仕事道具もインデザイン入りのノートパソコンまで用意してあるが、
手付かずである。
「老いらくのゲーム熱が・・・」
とは言っても、違うゲームがやりたいわけではないが。
オペ翌々日、朝の10時から谷崎榴美が我が島へやって来る。
いつもは寝ている時間、1時間楽しかった。
リモートの見舞いはこれが良い。
ウチのトイレでパイプオルガンを熱演する谷崎。
オペ後は傷が癒着しないように膝を曲げ伸ばししなくてはと思いストレッチをする。
切口から血が吹いて出る。
処置のあとヒザに本物のオシメを2日当てられる。
そんなアクシデントもあったが、仕事の不安を漏らしたら5日目に担当医から唐突に退院の許可が出る。
自宅に帰ると濃厚な草木の匂いがする。
帰宅後は外にも出れないので、ゲームと仕事のふたつだけを集中的にやっている。
仮題「女神たちの棲家」は太古から変化し続ける女神たちの今の姿を想像する試み。
7月末発売のトーキングヘッズ叢書(TH 83号)にて少し掲載。
10月には写真集も発売する。
村田 兼一 | エッセイ | 20:34 | - | - | - | - |

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