<< 在廊日誌・後半編、個展最終週です!! 18日まで。 | top | 6月後半小旅行雑感。 >>

作品についてあれこれと。(個展は18日まで)

いよいよ6月18日の最終日まであと三日です。

聖と俗が渾然一体となった「少女観音展」ですが、

その臨場感を会場で是非お確かめいただきたいです。

 

作品を制作することは私にとって自分の人生を写しているようなものです。

なんともエロチックな人生ですが、そこには綺麗なものや下品なもの、

私の人生と同じく存在しています。

写真なのでそこには私は居ませんが、モデルさんが変わりに聖母にも毒婦にもなってくれます。

また撮り続けることによって生じる変化が大切だと思っています。

それは人が年老いて考え方が熟成していくことが重要なのと同じです。

連綿と積み重ねたものが人生と同じで、積み上げた作品がまた人生を形成しています。

今の作品は過去の作品がないと出来ないものです。
深層心理から象徴が浮かび上がってきて前に進みます。

20年以上このような作業に付き合ってくれるモデルさんたちは誰も思わず手を合わせたくなる観音さまです。

こころ優しい人たちです。

 

私は20代後半からの10年「死に対する恐怖」からヒキコモリ時代があり、

その後、そこから脱する為に「性の放つ強烈なエネルギー」に頼りながら、

自分の死生観、宗教などを作品の中で模索してきました。

「こんな不道徳ななひどい作品のどこに?」と思われる方も多いと思いますが、

通り一遍に片方から見ていては見えないものです。

真面目に考えて制作すればするほど、なんとも世間に公表できないものばかりが出来上がります。
それ程、強い性的なエネルギーでないと私の不安は弱まらなかったのです。
エロスはまた死とも馴染みがよいです。
強いエロスは死の感覚と似たところがあります。
実は「少女観音」には流れがあり、観音さまだった女性が観音に嫌気がさし、
月のモノが来て、人に戻っていくというものです。
撮影中に実際に血が流れてきて、そういうストーリーになったのですが。
写真集「少女観音」をご覧ください。
本なのでやんわりと表現いたしております。
また私の写真に対する考えや生きて来て考えた事など、
エッセーとして記してある写真集「魔女の系譜」も1/4が読み物で2年がかりで苦労して上梓しました。
いづれもよろしくお願いいたします。
では、あと三日。
よろしくお願いいたします。

村田兼一「少女観音」出版記念展〜The Girl as Goddess Kannon

6月2日(金)〜6月18日(日)開催
開廊時間:13時〜19時  

http://jinbochogarou.com/

TEL03-3295-1160

 

 

村田 兼一 | 撮影・制作 | 23:37 | - | - | - | - |

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH