私は元来ペシミストだ。色んな意味で色々と諦めが入っている。
人生に対し、自分の身体能力や才能、人に対し、経済状況、地球温暖化、紛争、戦争、、、etc…
しかし歴史的観点から見れば、そんなに悪い時代じゃないかも知れない。
先進国を見れば、人類がこれ程飽食で病気になる時代は人類史初だろうし、人権や犬猫の権利すら守ろうと努力はしている。
しかし今まで繁栄していたアメリカ帝国主義文明はもう終焉を迎えつつある。経済的なことや物質面で見れば何かがこれから良くなるとも思えない。
原油高でそのうち海外旅行も車に乗ることも夢となる世界が待っている。
原油高を免れたとしてもCO2のせいで、自家用車なるものは消え、飛行機に乗るのも沢山のCO2をばら撒くので高い環境税を払わなくてはならなくなるだろう。
どちらにしてもエネルギーを使わない生活を強要される。
今のうちに海外に行き、今のうちに排気量の大きい車に乗り、物質文明の終焉を楽しむことにするつもりだ。
環境に優しくないかも知れないが、無駄なエネルギー消費は二度と味わえなくなる。ペシミストだが快楽主義者でもある。
私は政府主導の「エコ」が嫌いだ。どこか嘘臭い。
ペットボトルを回収して、白熱球を蛍光ボールに換えたとてどれ程の資源が守られ、どれ程のCO2を減らせるだろうか。全世界の人の意識を変えればと言うが、これはもっと大きな問題を隠しているだけだ。一種免罪符に思える。
第一こんなことは、危機が迫れば義務化されてしまうに違いない。そして写真の引き伸ばしプリントに必要な白熱球が使用禁止となり、私は禁止されている白熱球を密かに隠し持ち使い続けて、白熱球使用違反で逮捕されるのである。そして生涯暗室作業をしないことを誓約させられる。
そんな事より車と飛行機を止め、夜に寝れば大きな効果がある。緊急車両以外は使わなければCO2など瞬く間に減るだろう。
車も飛行機も電気も新時代の産物だ。これらのばら撒くCO2は計り知れない。
しかし経済主導のこの世界、口が裂けてもそんな事は言わない。自動車産業は莫大だ。そしてひたすら省エネとかオタメゴカシを唱えている。
しかしこの誤魔化しもそう長くはもたないだろう。それ程に温暖化は逼迫している。
今までは科学の時代で、科学が色々な難問に応えて来てくれた。科学が新たな災害や病を作り科学がそれを解決して来た。世界大戦が起こり科学が多くの命を一度に奪い、科学が多くの命も救った。変な時代だ。
しかし科学は地球上の人間の数もこれまでに無いほどに増やしてしまった。江戸時代に全世界の人口は5億人だった。それが今では科学のお陰で70億近い。これだけの数の人間がエネルギーを使う。
科学で地球温暖化も防げるかも知れないという甘い考えが、私自身あった訳だけど、それもそろそろ無理だと感じ始めた。
来るべき世界に私はどうしたら良いのか?
おそらくそれは、私が考えなくても強制的に「どうにかさされる」だろう。
私は当面ガソリンと電力を使い尽くしたいと思う。そしてこの終焉をペシミストらしく暗く謳歌したい。
その後は使いたくとも使えるエネルギーは供給されないだろう。
バス釣りもエンジン付きのボートでやるべきなのかも知れない。
海外旅行へ行かれたことのない方は、借金をしてでも今行く方が良いだろう。
刹那に消費して、窮屈な時代にその想い出を反芻するのである。
そして「昔は一人一人車が持てた。それに飛行機に乗って海外にも行けた」等と孫に自慢すればよい。
多くのSF世界が現実のものとなっている。黒人大統領も生まれそうだが宇宙移民船はまだまだ遠い。どうも人類に都合の良いSFは展開しそうにない。
私は来るべき食糧危機に備えて、釣りの腕を磨く所存である。